「頑固な人とどう付き合う?」素直で真面目な人ほど頑固になりやすい

頑固な人とどう付き合う?

学生時代は、親や先生やご近所さんに「素直だね」と言われていたミザワ、社会人1年目の入社した会社でも「素直だね」と言われました。

でも、職場が変わる度に、新しい知識が増える度に、職場の先輩に「頑固だね」と言われることが多くなりました。

何でだろう?

自分で言うのもなんですが、ミザワは基本的に素直な人間です。

でも、それがいつの間にか、気付いた時には周りの人から頑固な人扱いされていて・・・

って、なんでやねん!

この時ミザワは、素直で真面目な人ほど頑固な人になりやすいと実感しました。

頑固な人ってどんな人?

言い過ぎかもしれませんが、ミザワは素直で真面目です。
初めて教わったことを素直に聞き、それを真面目に実行するタイプの人です。

こういうタイプの人は、素直に聞き真面目に実行し、それを正解だと思うと、他の人の新しい意見を受け入れられないときがあります。

こんなとき、素直で真面目な人を他の人は”頑固な人”と呼びます。

では、頑固とは?

1 かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。また、そのさま。「頑固な職人」「頑固おやじ」
2 取りついて容易に離れようとしないこと。また、そのさま。「頑固な汚れ」「頑固な水虫」

出典:頑固(がんこ)の意味 – goo国語辞書

頑固にはこんな意味があります。

この意味から頑固な人は、”他人の意見を聞かないで自分の意見を押し通す人”と言えます。

職場の年配の上司が古き良き時代の考え方を部下に押し付ける・・・

仕事に慣れた部下が基本に忠実すぎて考え方の幅が増えない・・・

など、頑固な人はこだわりが強く、新しい考えを受け入れない傾向があります。

でも、良く言えば、基本に忠実とも言えます。

素直な人ってどんな人?

では、素直な人は、どんな人のことを言うのでしょうか?

1 ありのままで、飾り気のないさま。素朴。
「―なる山家 (やまが) 育ちのたのもしき所見えて」〈露伴・風流仏〉
2 性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。「素直な性格」「素直に答える」
3 物の形などが、まっすぐで、ねじ曲がっていないさま。「素直な髪の毛」
4 技芸などにくせのないさま。「素直な字を書く」
5 物事が支障なく、すんなり進行するさま。
「餌食を―に与へざれば、痩せおとろへてぞありける」〈仮・伊曽保・下〉

出典:素直(すなお)の意味 – goo国語辞書

素直にはこんな意味があります。

この意味から素直な人は、”考え・態度・動作・髪の毛がまっすぐでねじ曲がってない人”と言えます。

上司に言われたことを言い訳せず行動に移す・・・

部下のミスは上司の責任だと認める・・・

など、素直な人は考え・態度・動作がひねくれてなく、言われたことなどに逆らわず受け入れる傾向があります。

でも、悪く言えば、自分の考えがないとも言えます。

素直で真面目な人が頑固な人に変わったら?

素直で真面目な人は、勉強や仕事で教わったことを従順に守ります。
特に初めて学ぶ勉強や仕事は知識がないため、乾いたぞうきんが水を吸い込むように教わったことを吸収します。

そして、それを正しいと思うと・・・

”頑固な人の思考は水をいっぱい吸い込んだぞうきんで、それ以上の水を受け付けない”

ミザワはこう考えます。

もうこれ以上水を吸い込めないから、他人の意見に耳を傾けることができず、結果として反発することが多くなります。

こうなると、相手からは頑固な人と思われてしまいます。

では、どうすればいいのか?

ミザワは、ぞうきんを絞るかぞうきんを増やすかの2つを考えました。

ぞうきんを絞る

水をいっぱい吸い込んだぞうきんは、新しい考えを受け入れることができず考え方が偏りがちです。新しい考えを受け入れるには、偏った固定観念を見直す必要があります。

そのためには完璧主義を手放し、頭の中の思考を柔軟にさせる必要があります。

  1. 自分と他人の常識の違いを認める
  2. 「〇〇するべきだ」、「〇〇するのが当たり前」の考えを手放す

このように、偏った考え方をしていたことを理解すると、新しい考えを受け入れやすくなります。

ぞうきんを増やす

もし、ぞうきんを絞れない場合、ぞうきんを増やす必要があります。
ひとまず新しいぞうきんで水を吸い込みましょう。

  1. メモを取る

他人の考えを受け入れられないときは、ひとまずメモを取りましょう。

思考の整理ができていない状態では、どんな正論でも馬の耳に念仏です。

思考の整理には時間がかかるのでまずはメモを取る、それから時間をかけて「なぜそうなのか?」自分の思考を整理し新しい考えを受け入れましょう。

とはいえ、正直なところなかなか難しい・・・

そもそも、人は変化を恐れるので、新しいことをなかなか受け入れられません。

今の状態を維持しようと、潜在意識の現状維持メカニズムが働くことを考えると、もしかすると頑固なのではなく、人として極自然なことなのかもしれません。

頑固な人とどう付き合う?

頑固と呼ばれる人は、いろんなところにいます。
職場の上司・部下、親・姉弟・友人など、頑固な人はいたるところにいます。

では、そんな頑固な人達とどう付き合うか?

まずは、その人が頑固な人だと決めつけず、もう一度いろいろな角度から観察しましょう。

素直な一面、真面目な一面など、頑固な部分以外が見えてくるはずです。

そしたら、その人が頑固な人ではなく、頑固な一面があると理解しましょう。

そもそも、人のわずか一面を見て頑固な人と決めつけるのがおかしな話です。

お互い腹割って話したことがありますか?

相手の意見を受け入れず、自分の考えを押し付けてないですか?

もしかしたら、相手が頑固なのではなく、自分が頑固になっていた可能性もあります。

大切なのは、相手をこうだと決めつけ否定から入らないことです。

お互いの考え方のギャップを埋めれるように話せば、ほとんどの問題は解決するはずです。

人と人とがコミュニケーションをとる場合で問題が解決しないときは、お互い言葉が足りないことがほとんどです。

でも、まぁ、相手が聞く耳持たなかったらそれまでですが・・・

って、いやいや、そういう場合は、地味にコツコツ信頼関係を築くことから始めましょう。


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