「この怒りの感情をどこにぶつけたらいいの?」
いつも感情にまかせて怒鳴り散らす上司が愚痴っています。
しかもお客様に・・・
いくら付き合いが長く仲が良くても、お客様は友達ではありません。
どんなに仲が良くても、言っていいことと悪いことがあります。
もし、これが続くとどうなるか?
顧客が離れる、もしくは客層が悪くなる。
そして、良き人材は離れ仕事の生産性は下がる。
悪循環の始まりです。
この上司終わってる・・・
そんなことを思いながら、ミザワは上司の愚痴を遠くから聞いていました。
怒りの感情をコントロールできない上司
上司の怒りの標的になっていたミザワ。
最近ミザワは、この上司と距離を置いているので、怒鳴られることが少なくなりました。
怒りの感情はすべてシャットダウン!!
とまではいきませんが、上司を地味にコツコツ誘導しているので、以前よりかはマシです。
リスクを分散し、全体の流れを他人を使ってコントロールすることで、心は少し楽になりました。
って、ちょっとずるいミザワです。(汗)
いやいや、そんなにずるくないっ!
そもそもこの上司、感情の起伏が激しすぎる!
よく笑って、よく怒って、よく泣く・・・
この感情をまじめ受け入れてたらメンタルが削られます。
子供みたいに、感情を自分の都合のいいようにぶつけてくるから疲れるんです。
そもそも、まわりが振り回されてるって気付いてない・・・
なにか問題があったら人のせい、怒りという二次感情をぶつけてきます。
でも、もしかすると、この上司は、自分が悪いと心の底では思ってるのかもしれません。。。
ただ、その感情を観察せず、自分の好きな感情を選択しますけど・・・
それに、この上司、よく怒るけどよく泣くんです。
初めてミザワの前で泣かれたとき、あの時は本当に焦りました。
でも、古株の人が「あの人よく泣くから気にするな!」と。。。
なんてリアクションしていいのか・・・、ミザワは疲れました。
多くの古株は、陰でこの上司の悪口を言ってます。
でも、それ以上に、この上司は人の文句や悪口を怒りの感情を使ってまわりに吐き散らします。
こんな職場に未来はあるのか?
ミザワが入って約半年、この職場を改善してほしいと頼まれたものの、この上司が変わらないと無理だろう!?
- 価値観の違いを受け入れない
- 怒りが二次感情だと気付いていない
- 部下との信頼貯金の作り方を間違えてる
知らないことに気付き理解すること、自分をコントロールする能力を身に付けることをしないと、この職場は地味に後退していくだろとミザワは考えます。
そもそも、「怒りは敵と思え!」って、徳川家康も言っているし・・・
怒りの感情をコントロールする方法
ミザワの職場の上司、「どうやったら怒りを鎮めることが出来るか?」、「どうやったら怒りの感情をコントロールすることが出来るのか?」地味にメンタル削られながら、ミザワは考えてみました。
価値観の違いを受け入れる
「さっき言ったのにしてない!」「説明したのにできてない!」と、嘆き怒る上司。
そもそも、きちんと相手に伝えたのか?ミザワはそこが気になります。
育った環境も違えば、価値観も違う、生まれた年代だって違う。いくら同じ職場で働いていたって、価値観が完全一致するなんてありえない!
と、考えたら・・・
だからこそ、言うのではなく伝えなくてはならないのではないでしょうか?
そもそも、同じ日本語でも、受け取り方はみんな違います。
だからこそ、伝えるんですよね?
めんどくさいけど、愛情を注いで伝えるんじゃないですか?
それを、怒りの感情を使って正そうとか・・・
”怒り”という感情を使って相手を否定しても、相手の価値観は受け入れられない。
怒りは二次感情だと理解する
”怒り”の感情の奥には、他の感情があります。
”怒り”という感情が、”怒る”行動を選択しているわけではありません。
”怒り”の感情の奥には、不安・焦り・寂しい・悲しい・つらい・苦しい、などの一次感情が隠されていて、この一次感情を二次感情である”怒り”という感情を使って”怒る”行動を選択します。
へぇ~、そうなんだぁ~・・・
ミザワも最初から知っていたわけではありません。
でも、アドラー心理学の本を読んで勉強しました。
上司ならそれぐらい勉強してください!
とは思うものの、生産性が低い職場では期待できません。。。
上司が”怒り”という感情を選択すると、部下のメンタルを削ったりやる気を奪ったりします。
すると、上司は、更に”怒り”という感情を選択して怒鳴り散らし、結果として仕事の生産性を下げます。
こんな職場で、誰が会社のために働こうと思う?
自己利益のために働いても会社のために働こうとは思わないでしょう。
部下は個人のために勉強することはあっても会社(上司)のために勉強はしない、上司も無駄なことに労力を使い生産性を下げ疲弊し、勉強するよりストレス発散で遊ぶことを選択するだろう。
少なくともミザワはそう考えます。
部下との信頼貯金をつくる
怒りの感情で信頼関係を築けるのだろうか?
ミザワは、絶対作れないとは言い切りません。
でも、自己の一次感情を”怒り”という二次感情を使って表現し続けると、信頼貯金は確実に減ってきます。
信頼関係を作るのには時間がかかります。
小さいことをコツコツを積み上げて、人は信頼関係を築いていきます。
反対に、信頼関係を失うのは簡単で、一度失った信頼関係はなかなか元には戻りません。
信頼貯金も同じように、マイナスからプラスに変えるにはプラスを積み上げる以上の労力を使います。
そして、怒りは、信頼を下げるだけでなく信用を下げることにもつながります。
信頼貯金がマイナスの人間の言うことを誰が聞くの?
上司だから「はい」と返事はしても、上司のためになる行動は起こさないだろう。
むしろ、おとしいれてやろうと考える方が自然である。
ちなみに、ミザワのこの上司、怒鳴り散らた後は物で釣るタイプです。
餌付けされることで、部下は上司にわずかに気を使っても、上司の根本が変わらない限り信頼貯金が増えることはないだろう。
怒りの感情の使い方
怒りの感情は、使い方によってはプラスのエネルギーを生みます。
でも、使い方を誤ると、怒りの感情はまわりに負のエネルギーを生みます。
なので、ミザワの上司みたいな人は、怒る前に考える必要があります。
「怒りたい!」と思ったとき、その感情の奥にはどんな感情が潜んでいるのか?
自分の感情を観察し、怒りの奥にある一次感情を見つけます。
これをしないで、子供みたいに感情をそのまままき散らすと周りが迷惑します。
困るんですよね~
こういう人って、だいたい自分に問題がないと思ってるから・・・
自分に問題意識を持てない人は、自分の感情をコントロールすることはできません。
コントロールできない感情は災害と同じで、まわりの人間は予測できない災害におびえながら働かなければなりません。(ミザワみたいな繊細さんの場合)
災害みたいに被害が目で見えるわけではありませんが、怒りの感情の使い方を誤ると確実に被害は出ます。
では、怒りの感情はどうやって使うのか?
これはミザワ流ですが、怒りの感情を使うときは自分の主観を入れないことです。
自分の不安や焦りを、怒りの感情を使って相手にぶつけても相手に嫌がられるだけです。
でも、その不安や焦りが、相手を思いやることにつながっていれば・・・
怒りの感情を使って怒ったとしても、相手は怒られたことに納得するでしょう。
そのためには、自分・相手・会社・社会・人の欲求など、深く考える時間が必要です。
が・・・
生産性が低いと、この時間の確保が難しい・・・
ミザワの職場では、上司がそれに気づかない限り改善は見込めないでしょう。
いや、方法は無くはないけど・・・
ミザワは協力するつもりはないっ!(今のところ)
すぐキレる人が職場に上司にいるとどうなる?
すぐキレる人が同じ職場の上司にいると、仕事の生産性が低下します。
仮にその人が、すごく仕事ができる人でも・・・
すぐキレる人が同じ職場にいると、他の人の仕事のパフォーマンスを低下させます。
言い方を変えると、たとえ良い人材を雇ったとしても、その人材は良いパフォーマンスを発揮しきれないということです。
まぁ、ぶっちゃけミザワは、そんなことどうでもいいけど・・・
すぐキレる上司の下で働くと、ミザワのようなやる気のない人間が育ち、仕事の生産性を下げます。
そして、それに喜びを感じるようになったら、ミザワは人罪として扱われるでしょう。
おぉ、怖い怖い・・・
そもそも、普通に解決できる問題を、怒りという感情を利用してキレるとか意味が分からない。
ミザワは、この職場では、自分のためだけに働きます!