【網膜剥離手術後の見え方が歪んだ生活】術後6年が経過したら後遺症は治り視力は回復するのか?

網膜剝離手術後の見え方の歪んだ生活

網膜剥離の手術をして、見え方の歪みが残った右目。
左目の見え方の歪みはありませんが、右目は歪んで見えています。

では、両目で見ると?

利き目(右目)に引っ張られるので、やはり見え方の歪みは残ります。

網膜剥離の手術後に、見え方に歪みが残る後遺症・・・

見え方の歪みが治るか?治らないか?わからないまま、6年生活を続けていたミザワ。

この度、引っ越しをして、環境が変わり病院も変わり、もしかしたら見え方も変わるかも?

ということで、引っ越し先の病院で、「網膜剥離手術後の見え方の歪みが残る後遺症は治るのか?」を聞いてみました。

網膜剝離手術後の見え方の歪みが残る後遺症は治るのか?

先日、眼科に行ったミザワ。
目の検査をあれこれした後、瞳孔を開く目薬を指して目の奥を見てもらいました。

すると、

う~ん・・・

どうやら、今、右目が見えているだけでラッキーみたいです。

ミザワは専門家ではないので詳しい内容は理解できませんでしたが、当時のミザワの右目の状態は相当悪かったみたいです。なので、網膜剥離手術自体も相当大変な手術だったみたいです。

まぁ、確かに、手術中に先生が、すごいとかやばいとかボロボロとか・・・、言いたい放題言っているのを、手術されながら聞いていた記憶があります。

それを考えると、ミザワの網膜剥離手術は相当大変だったのでしょう。

ということで、結論は「見え方の歪みが残る後遺症は治らない!」でした。

もしかしたら、手術に失敗して失明してたかもってことですからね。

網膜剥離になる前の見え方に戻らないのは残念ですが、「網膜剥離手術後の見え方の歪みの後遺症は治らない!」これを知っただけでミザワは満足です。

だって、引っ越す前のかかりつけの眼科では、遠慮して聞けなかったから・・・

「治るのか?」「治らないのか?」どちらか分からないことに気を取られ、日常生活の中でいろいろとストレスが溜まっていました。

それより「治らない!」と、はっきり言ってくれた方があきらめもつくし、今後の対応に迷う必要がなくなり、悩み考え選ぶストレスがなくなります。

まぁ、何はともあれ、これでようやく先に進めそうです。

網膜剥離手術後の物が歪んで見える生活

網膜剥離の手術後、ミザワは10日後に退院しました。
と言っても、目の中のガスも見え方の歪みも残ったまま、ちょっと強引な退院でした。

退院当日、歩くのはよちよち歩きで思ったように歩けません。

近所のスーパー(家から500メートル以内)に行くのも一苦労で、重たい物を持つと目に圧迫感があるし、自転車で行こうにも自転車に乗ることさえできません。

目のガスはほぼ抜けてる・・・

でも、見え方の歪みはある・・・

たぶん、この見え方の歪みのせいでしょう。

平衡感覚が、網膜剥離になる前に比べおかしく感じます。

そのせいか、網膜剥離になる前の頃のようには歩けません。

体が自分の思うように動かないのです。

網膜剥離手術後1ヵ月が経過

術後1ヵ月が経過すると、少しずつ日常生活に慣れてきました。
でも、やはり見え方の歪みのせいか?空間の認識が上手くできず、対象物との距離感がつかめないので細かい作業は上手くできません。。。

でも、ミザワは、仕事に復帰しました。

そして、自転車にも乗るようになりました。

とはいえ、仕事中も歩くとふらふらするし、細かい作業はできないし、重たい物(5キロぐらい)も持てません。(完全戦力外)

自転車に乗るにも、対向車や歩行者との距離が上手くつかめないため、スピードを出すことはおろか周囲の安全の確認もできませんでした。

なので、家の近所の比較的安全な道で自転車に乗る練習。。。

でも、道路の段差のせいで、自転車から目に振動が伝わってきます。

先生は「自転車に乗って大丈夫!」と言っていますが、振動で頭がくらくらして目が回る感じがするので、過度の練習は控えました。

今まで、普通にできていたことが上手くできない、もどかしさとの闘いの時期です。

網膜剥離手術をして1ヵ月目、家での日常生活には慣れてきましたが、社会生活にはなかなか慣れず、慣れるには時間がかかりそうです。

網膜剥離手術後2ヵ月が経過

術後2ヵ月目は、社会生活にも少しずつ慣れてきました。
と言っても、見え方の歪みは残ったままです。

目薬を6種類指し続けているせいか?少しだけ見え方の歪みが柔らかくなったような気がしますが、相変わらず右目は歪んで見えています。

でも、術後1ヵ月目に比べ、仕事にも自転車にも慣れてきました。

正確には、仕事や自転車に慣れたのではなく、正常に見える左目と歪んで見える右目、両目で見える見え方の歪みに慣れたのだと思います。

そして、職場の空間認識や自転車での通勤路の空間認識、この両目で見える特定の場所の空間認識に慣れたように感じます。

なので、術後初めて行く場所では、対象物との距離感がつかめず、自分の思ったように動けないことが多くありました。

網膜剥離手術をして2カ月目、見え方の歪みは目薬で少し改善されたように感じました。
そして、行き慣れた空間(職場や自転車での通勤路)での作業や行動に、ある程度慣れてきました。

網膜剥離手術後3ヵ月が経過

術後3ヵ月目は、見え方の歪みが改善することはなく現状維持です。
そして、これ以降、見え方の歪みが改善することはありませんでした。

もし、長時間のパソコン作業をしなかったら・・・

もし、ストレスの少ない環境で生活したら・・・

もしかしたら、網膜剥離手術後の見え方の歪みという後遺症は、改善されたのかもしれません。

って、こればっかりは・・・今更ですね。

でも、もし、もう一度、術後1か月目の段階でリトライできるなら、ミザワは呼吸から見直したいと思いました。

それは、パソコン作業に集中すると呼吸が浅くなり、目の筋肉が緊張するからです。

ミザワの場合、呼吸が浅くなった状態でも息はしっかり吸うので、過呼吸気味になり目の筋肉が普段より緊張しているように感じます。

なので、息をしっかり吐くことで目の筋肉の緊張をやわらげると、見え方の歪みが改善するのではないか?と考えました。

まぁ、病院の先生に言ったら「関係ない!」って言われましたけど・・・

でも、ダメもとでやってみたい!

網膜剥離手術をして3ヵ月目、見え方の歪みは改善することはありませんでした。
そして、これ以降、ミザワの右目の見え方の歪みに変化はありません。

網膜剥離手術後半年が経過

術後半年後は、見え方の歪みは現状維持で、術後の目に大した変化はありません。
そのせいか、「視力が安定してきた」と先生に言われ眼鏡の度数を合わせました。

手元用眼鏡と遠く用眼鏡です。

ミザワは、網膜剥離の手術と一緒に白内障の手術もしました。

右目の水晶体が人口レンズ(度数0.1)に変わり、ピント調節ができなくなりました。

なので、眼鏡が2つ必要なのです。

網膜剥離手術をして半年後、見え方の歪みに変化はなく、視力の回復もありません。
視力の回復がないということは、視力が落ち着いたとも言えます。視力が落ち着くと眼鏡合わせがしやすくなります。

網膜剥離手術後1年が経過

術後1年後は、見え方の変化はありません。
でも、重たい物を持つときに、右目に圧迫感があったのがなくなりました。

術後1年以内は、重たい物を持つと目に圧迫感があったので、腕の筋肉を使う運動は控えるようにしていました。

でも、大丈夫そうなので運動を再開しました。

先生は、網膜剥離手術の1ヵ月後から運動しても大丈夫と言っていました。

でも、目の圧迫感を我慢して運動するより、目の圧迫感がなくなって運動した方が、再剥離する可能性は低いと考え、ミザワは念のため運動を控えていました。

正直、「先生の言うこと信じて運動するべきだったか?」それとも「根拠のない自分の考えを信じるべきだったか?」どちらが良かったかは分かりませんが、結果的に後者で再剥離しなかったので、運動を1年見送ってよかったと思っています。

網膜剥離手術をして1年後、ミザワは運動を再開しました。
運動は、術後の症状によって対応を変えた方がいいと思います。(ミザワの主観)

網膜剥離手術後3年が経過

術後3年後は、見え方の歪みに変化はありませんが、見え方に変化が出てきました。
周りの物や文字が、少し見えにくくなってきました。

原因は、人口レンズの濁りにあるみたいです。

人口レンズの右の隅(10分の1ぐらい)が白く濁っているのが原因だそうです。

この人口レンズの濁りは急いで対処する必要はありませんが、レンズの濁りが増えてくると更に見えにくくなるみたいです。

レンズの濁りが更に増え、見えにくくなった時は、レーザーで濁りを飛ばせばいいらしいです。

とはいえ、頻繁にレーザーで飛ばすのは良くないので、人口レンズがそれなりにしっかり濁ってからの方がいいと。。。

網膜剥離手術をして3年後、ミザワの右目の人口レンズが濁り始めました。
この人口レンズは、網膜剥離手術と同時に白内障手術をしたときに入れたレンズです。

網膜剥離手術後5年が経過

術後5年後は、見え方の歪みに変化はありませんが、手元の見え方に変化が出てきました。
パソコンの文字や本の文字が見えにくくなってきました。

原因は、眼鏡の度数が合わなくなったことにあるみたいです。

人口レンズの濁りに大した変化はないので、文字が見えにくい原因としては考えにくい。

原因として考えられるのが、めんどくがりやのミザワが眼鏡の使い分けをせずに手元用の眼鏡だけで生活していたことです。

度数の合わない眼鏡(手元用眼鏡)で遠くを見てたら、見え方の調整が上手くできなくなり、手元用眼鏡で手元が見えにくくなるわけで・・・

どうやら、老眼みたいです。

網膜剝離手術をして5年後、ミザワは眼鏡の度数を合わせ直しました。
遠く用眼鏡と手元用眼鏡は、きちんと使い分けることをおすすめします。

網膜剥離手術後6年目の生活

網膜剥離の手術をして6年が経過しました。
見え方の歪みは治ることなく、今でも物が歪んで見える生活を送っています。

と言っても、日常生活には特に問題もなく・・・

普通に歩けるし、自転車にも乗れるし、重たい物も持てるし、運動もできます。

見え方の歪みに慣れさえすれば、普段の生活には特に問題はありません。

ただ、動くものに焦点を合わせにくい・・・

そのせいで、反応が遅れるのが問題で・・・

例えば、自転車のスピードなら周囲の状況の変化に対応できますが、車のスピードでは周囲の状況の変化に対応が遅れることが多くあります。

事故につながる可能性が高いので、車の運転はしない方がいいでしょう。

まぁ、右目を閉じて左目だけで見れば問題ないかもしれませんが、周囲に情報に全神経を集中させないといけないので相当疲れます。

心身ともに疲れるので、やめておいた方がいいでしょう。

網膜剥離の手術をして、見え方が歪み、ミザワは車の運転を諦めました。

でも、ミザワは、見え方が歪んでいても見えることに感謝しています。

片目が歪んで見えるのもまた一興。

二つの異なる見え方は、多様性を広げます。


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