親が入院して日常生活の復帰が難しい場合、親の面倒は誰かが見ないといけません。
たぶん、ほとんどの場合、子供が親の面倒を見ると思います。
『うちは兄弟が多いから大丈夫!』
と、思った方は要注意です。
兄弟みんなが、同じように協力してくれるとは限りません。
これは、親の面倒に限った話ではありませんが、関わる人が増えると、どうやら面倒事も増えるようです。
親の面倒を見たくない子供同士で姉弟喧嘩
親が脳梗塞で入院、退院後は元の生活に戻るのは困難だということで、親の面倒を子供が見ることになりました。
そう、この子供とは、ミザワと姉のことです。
ミザワは独身40代で、姉は専業主婦歴15年以上です。
親が入院する前は、波風立てずに姉弟仲良くやっていました。
でも、親が入院したら、姉弟の関係に少しずつ亀裂が入り始め、今では手におえない状況です。
いったいどうしたらいいのでしょうか?
って、もう今からでは、無理だと感じます。
というか、ミザワは自分を犠牲にしてまで、姉に合わせるつもりは無いので、このままではきっと無理ですね。
子どもの頃は姉弟仲が良かったのに・・・
ちょっとしたことの積み重ねで、人間関係は崩れていきます。
例え姉弟であっても。。。
自分の考えや過去の記憶に執着しすぎると、現状を偏った目で見てしまいます。
そういうときは独りよがりの考えになりやすく、相手と話がかみ合わないことが多くなります。
意見の食い違いは徐々に人間関係を悪化させ、気が付くと手に負えなくなるのです。
姉弟の価値観の違いを受け入れられないと面倒を招く
ミザワが姉と一緒に暮らしていたのは、中学1年生のときまでの13年間です。
全く記憶にない幼児期(5~6歳まで)をカウントから外せば、実質7年ぐらいになります。
ミザワの記憶の中では、この7年ぐらいの家族の記憶が何となくあるだけで、正直当時のことはよく覚えていません。
あれから20年以上、ミザワと姉の価値観は異なる環境で変化し、当然その価値観に対する認識も姉弟で違うとミザワは認識しています。
これは、姉弟に限らず、自分と相手の思っている認識が違うことはよくあることで、その考えを受け入れられない人も多くいます。
「弟は〇〇して当たり前。」
「弟は昔から〇〇だから・・・」
「普通はこうだからこうするべきだ!」
ミザワは姉に従うロボットではありません。。。
親の面倒を見たくないのは姉弟そろって同じ。
でも、親の面倒を見ないといけないのも同じ。
では、どうするか?
確かに、姉の言う通りに「はいはい」聞いておけばもめることはありません。
でも、これから父親が亡くなるまで、姉の言いなりになるのは違うと思います。
言うこと聞いてくれる人が欲しければ、お金を払ってアルバイトでも雇えばいい!
そもそも、嫁に行った姉に親の面倒を見てほしいとか期待してない!
ミザワが親の面倒みることになったのだから、あれこれ指図するのはやめてほしい!
だって、姉は親の面倒見たくないんでしょ?
「あれはしたのか?」「これはどうなっているのか?」「逐一報告しろ!」とか、散々文句言っといて、今度は心配してる?子ども扱いしてる?とりあえず、信頼されていないみたいです。
文句があるのなら自分ですればいいのに・・・
親の面倒は見たくないというから後はミザワがやるって言ってるのに、散々文句言っといて今度はあれこれ指図するとか意味が分かりません。
どうしたいのか?
どうしてほしいのか?
いや、たぶん、相手の価値観の違いや認識の違いを受け入れられないから、普通はこうだという個人の偏った常識の中の価値観を押し付けてくるのだと思います。
「私の考えは正しい、だから言うことを聞きなさい!」
もしかしたら、そんなふうに思っているのかもしれません。。。
でも、それに付き合うほど、ミザワは暇ではありません。
何度も価値観の違いや認識の違いをかんばって説明したつもりですが、「そういう問題ではない!」と、はねのけられました。
ミザワはおかしいのでしょうか?
正しさは人を生きにくくする
「親の介護に正解はあるのか?」「正しい親の介護を実践すれば面倒は起こらないのか?」
ミザワは親の介護に正解は無いし、人と人が関われば面倒事は必ず起こると考えています。
もし、「正しい親の介護の仕方」というマニュアルがあるのなら・・・
『ぜひ、一読してみたい!』
「正しい介護」を行うことで、家族が幸せになれるか?試しに実践してみたいものです。
もしかしたら、3カ月以上も続いている姉弟喧嘩に、終止符を打てるかもしれません。
姉曰く、「ミザワはおかしい」らしい。。。
言い方を変えると姉は正しい。
是非とも姉に「正しい親の介護の仕方」のマニュアルを作っていただきたい。
その正しいマニュアルが、どれだけの人に支持されるのか見てみたい。
もし、仮に世界中の人に支持されるなら、世界中で姉弟喧嘩は無くなるでしょう。
正しい行いを心がけようと自分を律するのは個人の自由なので構いませんが、その一個人の正しい価値観を押し付けられたらミザワはハッキリこう言います。
『あなたと私は違うから!』
自分の思っている正しい常識が世界の常識だと勘違いしないでほしい・・・
「正しい」の執着はしんどいだけです。
失敗を恐れ挑戦拒みコンフォートゾーンに居座る。
一貫性を保つため認識を歪め間違いを許さない。
残念なことに、本人は無自覚です。
そして、このままいけば、家庭内トラブルが考えられます。
姉は15年以上も専業主婦という家族のコミュニティから出ることないく、他のコミュニティに属しようとしませんでした。
その唯一のコミュニティは、裁量権を優遇され居心地がよく、その環境の中では偏った考え方を押し付けやすくなります。しかも、そのことに気付かなくなる。
私の言うことは正しい。。。
子どもは学校や習い事など他のコミュニティに属しているので成長が早く、成長しない姉の価値観の幅を超える可能性は高い、子供が姉の知識や価値観の幅を超えたとき子供はきっと反発する・・・
そうなると、姉の裁量権は揺らぎ、家庭は崩壊する可能性も出てきます。
これは、姉とのやり取りで感じた数年後の予測です。
余計なお世話かもしれませんが、可能性はゼロでは無くむしろ高いと推測できます。
最初に守るのは親ではなく自分自身
親の面倒、姉の課題、40歳を過ぎると放置していた家族の問題が浮き彫りになって見えてきます。できるだけ早めの対策をしたいところですが、こればかりは本人が自覚するまで難しいでしょう。
父とは昨年大喧嘩、姉とは今年大喧嘩・・・
もしかすると、ミザワの方が価値観を押し付けてるのかもしれません・・・
とはいえ、すでに親の面倒を見ることにっているし、姉の子供もそろそろ高校生なので、いつまで姉の裁量権が優遇されるか疑問です。
「わしはまだまだ大丈夫!」
「お前には関係ない!」
「大きなお世話だ!」
など、昨年父にはいろいろ言われました。
そして、今回は姉にも。。。
ミザワは、家族として最低限の親の面倒を見るつもりです。
でも、自分を犠牲にしてまで面倒を見るつもりはありません。
もし、ここでミザワが倒れたら、たぶん家族に迷惑かけるから・・・
そうならないためにも、自分自身のことを一番に考えないといけないと思います。
やっぱり、最初に守るのは自分自身です!
それにしても、面倒事多いよな~・・・
今後、自分自身が守れるか?ちょっと心配です。